

セヴァログ
魂喰らい


セヴァログと共に魂を支配せよ。彼の吸魂の一撃は力を増し、前線に暗き影を落とすソウルスタック型のタンクだ。
Roles:
オフレーン
難易度
Advanced
ストーリー
セヴァログの支配は人の生を越え、魂が燐のように漂う虚無の彼方にまで及ぶ。死の神として、彼はすべての断末魔を見通し、ひとつひとつの心臓の鼓動が存在の織物に波紋を生じるのを感じ取っている。人の目には彼は「必然」として映るが、彼自身は命の終わりと共に運命の繊細な結晶がほどけ、また編み直される様を見ているのだ。
ある日、神格すら失われた宇宙の静寂の中で、セヴァログの拡張された認識は現実の帳を貫いた。時の矢も創造の息吹も届かぬ先に広がっていたのは、広大にして不可知の存在――その計画は彼の無限の感覚すら矮小に見せる規模で展開されていた。その隠された構造を垣間見ることは、現実そのものの目的を感じ取ることに等しく、その冷気は神性すら凍てつかせ、人が味わう恐怖を超えるものであった。
魂の導き手として、セヴァログはあらゆる死の門に立ち、死にゆく者から魂を吸い取り、霧を抜けた先へと送り届ける。だが、魂を集めるたびに彼はそれを手放せなくなる。膨れ上がる魂の群れを、自らが見てしまった恐怖に抗う盾として用いねばならぬと感じるのだ。
彼が魂を集めるのは、潜む恐怖に挑む軍勢を築くためなのか、それとも見えざる清算の日に備えて己の力を増すためなのか――誰にも分からない。
ただひとつ確かなのは、彼が垣間見た煌めく巨神たちの幻影に今も囚われていること。死そのものですら、いつの日か宇宙の隠された建築者たちの前に震え伏すかもしれぬという知識である。今のところセヴァログはその目的を覆い隠し、神々も人々もただ憶測するしかない――彼が何のために仕えているのか、そしてその帳の向こうに潜む悪夢が何であるのかを。



















