

アケロン
アシュカラスの魔王


アケロンは邪悪なる捕食者。戦いの中心で生き延び、飢えが増すごとに一撃ごとに力を蓄えていく。彼は戦いを己の意志にねじ曲げ、手の届くすべてを支配し、敵を喰らって止められぬ力への進化を遂げる。
Roles:
ジャングル
オフレーン
難易度
Advanced
hero
lore
ストーリー
遠い昔、アケロンはアシュカラスを恐怖で覆い尽くした。支配と飢えを象徴する魔王であり、その名は災厄と同義だった。
シルマーラと虚無の最初の大戦で、アケロンに立ち向かい先陣を切ったのはボリスだった。彼は惑星の根源たる力を解き放ち、魔王を時空の深い裂け目へ封じ込めた。そこは終わりのない黒の世界。アケロンの世界も軍勢も肉体も閉ざされ、魂だけが数千年ものあいだ漂い、見つめ、学び、魂への飽くなき渇望だけを抱き続けた。
やがて、現世の理を超えたその深淵から、アケロンはプレデセッサーたちと、シルマーラの外側に無限に広がる世界を垣間見る。そこは未踏の領域が果てしなく広がる多元宇宙であり、終わることのない飢えを満たす可能性に満ちていた。アケロンは縛られながらも決して折れず、裂け目の隙間から声を送り、人々の心に誘惑と力の種を植えつけた。
そのひとつが、若きコル・シンゾウの少女レナの心で芽吹いた。
ウーコンによってボリスが突然倒れたことで封印は弱まり、ついにアケロンは現世へ戻る機を得る。レナの手引きと、スカイファング寺院の崩壊を経て、魔王はついにこの世界へ帰還した。
解き放たれたアケロンは黒い太陽の下に姿を現し、レナをその右腕へと変え、堕ちた神の遺産を断つべく姉ユーレイへ牙を剥いた。しかし、彼が狙うのはもはやその谷だけではない。魔王の飢えは、もはやシルマーラでは収まらない。彼は宇宙そのものを喰らおうとしている。









