

ガジェット
テクノロジーの巨神


ガジェットは発明才に秀でた遠距離キャスター。配置型のテクノロジーで敵陣を撹乱し、戦いの流れを掌握する。
Roles:
ミッドレーン
難易度
Advanced
hero
lore
ストーリー
焼け焦げた荒野エバーバーンで、ガジェットは名を上げた。拾い集めた部品、盗んだ技術、そしてスクラップを生存へと変える才覚によって。彼女のドローンは欲深い略奪者を抑え、罠は襲撃者を遠ざけ、溶接マスクは決して見せぬ恐怖を隠していた。借金取りが嗅ぎ回り、ライバルは陰口を叩き、荒野でかろうじて築いた地位は、ひとたびショートすれば崩れ落ちそうなほど不安定だった。
そんなある日、ドロンゴが彼女の罠にうっかり引っかかった。彼は砂の奥深くに埋もれた「大きな唸る石」について高笑いしながら語り、子どもの宝物のように、異星の紋様が刻まれた色褪せた石板を抱えていた。
多くの者なら荒野の狂人の戯言と片づけただろう。しかしガジェットは違った。彼女はその石を分析し、スクラップランドよりも古いとされ、神話的な力を持つと噂される古代のモノリスへの手がかりを読み解いたのだ。
以来、ひとつの思考が彼女を離れない――もし本当にそこに眠るものがあるのなら、この世界そのものを揺るがすほど古く、強大な存在であるのなら、それはただの遺跡ではないのかもしれない。
それは出口となるのか。あるいは、彼女が犯す最後の過ちとなるのか。










