

スパロー
矢の嵐


スパローと共に矢を放て。レンジャーである彼女の弓技は敵の防御を貫き、遠距離から羽根のごとき死を降らせる。
Roles:
キャリー
難易度
Beginner
hero
lore
ストーリー
スパローは Velrune の山道を守る静かなる守護者だ。その狭き道は敵対する王国を結び、辺境の集落を抱える要衝である。彼女は昼間、曲がりくねる小道や古代の尾根を巡回し、集落を襲う魔物や、闇に紛れて農場を襲う盗賊を鋭い眼で探す。その姿があるだけで大半の脅威は退き、愚かにも進もうとする者には彼女の矢が待ち受けている。
彼女の評判が伝説へと昇華したのは、月のない夜のことだった。百人規模の傭兵団が山道を強行突破しようとしたとき、スパローは隠された岩棚に潜み、光そのものから引き出した奇跡の矢を弓に番えた。一度の放射で、その多重射は兵士ひとり残らず命中し、一瞬にして軍勢を殲滅したのだ。今も開拓民たちは彼女の名を畏敬を込めて囁き、「エランヒルのレンジャー」と呼んでいる。
比類なき射撃技術と圧倒的な多重射を誇るスパローの矢は、ただの投射物ではない。それは安全の誓約だ。彼女が刻む矢の道標は、険しい山道や周辺の森を行き交う旅人を導き、その伝説は辺境の町に希望をもたらす。危険が迫るとき、彼女の弓弦の歌こそが最初にして最後の警告となる――光から逸れれば、この道のレンジャーが必ず見つけ出すのだ。









